■コラボ小説(其ノ六)■


今回の主役は【五右エ門】と【次元】です。

つまり、ジゲゴエ。
そして性的描写アリ。

苦手な方は引き返してください。
中学生以下は強制的に回れ右。


『大丈夫、どんと来い!!』
という方のみ
レッツ★スクロール!!


苦情は受付ませんので自己責任でお願い致します。


話は続いているので前を読まないと
わからない所もあるかもしれませんが、
その点はご了承ください。




























 
独占欲の男(前編)*
 


不二子によって『ルパンホモ疑惑』が勃発した。
あの大の女好きのルパンが男に走ったとは到底信じられないが、今回ばかりは疑いの余地があるのだ。
不二子のあの様子。
嘘を言っている感じではなかった。どちらかといえばその事実が信じられず動揺してた。
何度か世話になったことのある天才外科の無免許医の先生からの情報だったようだが、あの先生がそんな嘘をつくとも思えないし、その必要性も感じられない。
実際、それが嘘だったとしても、あの不二子が見抜けないはずがないのだ。
それにあの先生の自宅に訪ねたときのこと。
異様にかかった時間とルパンの上機嫌な様子と先生の怒った姿。
それらを結ぶと『ルパンホモ疑惑』は妙に現実味を増す。
まさか、と思う。
次元だって信じられない。
だが、絶対違うと断言できない自分がいることは確かなのだ。
もし、ルパンが男もいけるようになったとすれば。
そこまで考えて、次元のこめかみがピクリと痙攣する。

自分の目から見て、あの先生は医療に関してはプロフェッショナルで天才的なレベルだ。
ツートンカラーの髪の色、顔を横切る大きな傷。
一見異様さを与える外見だが、よくみると整った顔をしている。
目つきの鋭さ、無愛想な表情。
とっつきにくい印象を与えてくるが、実際話してみるとそういった印象は払拭される。
なんとなく。
なんとなくだが、あの先生は五右エ門に似てると思う。
天才肌で、頑ななまでにプロフェッショナルで、一見とっつきにくそうだが本当はそうではない。
雰囲気が、根本を流れているものが似ている。
そう次元は思っている。
だからこそ、次元は疑心暗鬼になるのだ。
あの先生がルパンの『男の好み』だというのなら、五右エ門もまた守備範囲に入るのではないだろうか。
実際、五右エ門はノーマルだった自分を惚れさせたほどの男だ。
男のくせに妙に色気があるし、変に可愛げがある。
ルパンだって、弟のように可愛がっている節がある。
いくら長年付き合ってきた相棒だといえど、五右エ門に手を出すようなら銃の的にしてくれる。
と次元は無意識に殺気立つ。
五右エ門が自覚してルパンを警戒してくれるのが一番良いのだが、五右エ門は微塵にもそんなこと思わないらしい。
ちょっと遠まわしに忠告をしてみたが一笑された。
それでも言い続けると「そんなはずなかろう」と怒り出した。
ルパンを信用しているのはいい。仲間だ、相棒だ、当然のことだ。
だが、色事に関してはルパンを信用できない。
いつ五右エ門が口説かれるかと、隙を狙って襲われはしないかと、日々心配している次元なのだった。




「どうした?」
五右エ門の声に次元は我に返る。
ベッドの上、それも五右エ門の上で、少し考え込んでしまっていたらしい。
愛撫に悶える五右エ門を見て「なんつう色っぽさだ」と思ったところで、これを見りゃルパンの奴も・・・と思考が飛んでしまったのだ。
「なんでもねぇよ」
うわのそらで愛撫しておいてなんでもないはずはない。
五右エ門が再度問いかけようとしているのを察して、次元はその唇を己の唇で覆った。
歯列を割って舌を差し込むと、五右エ門の舌が絡み付いてくる。
その積極さにゾクゾクとした満足感を得ながら、次元は遠慮なく口腔内を貪った。
クチュクチュという唾液が交じり合う音、鼻に抜ける吐息がなんとも色っぽい。
「ん、ぅ」
小さく喘いでコクリと喉仏が動き、五右エ門が口内に溜まったふたり分の唾液を嚥下した。
湧き上がる征服感。
もっと躯の奥の奥、隅々まで自分で満たしたい衝動が湧き上がる。
唇を解放して顔を離すと、目元を薄く染めた五右エ門が次元を見上げていた。
こんな表情を見ることが出来るのは自分ひとりで充分だ、と猛烈な独占欲が湧く。
ルパンなんぞに一片たりとも渡すものか。
次元は耳朶と首筋をゾロリと舐め上げたあと、仰け反った首に浮いた喉仏に軽く歯を立てた。
ビクンと反射的に震える躯の反応を楽しみながら、既に尖りきった小さい乳首を摘む。
指先でクリクリと転がすと、五右エ門の躯が小さく跳ねた。
喉仏から唾液を塗りつけるように舌を這わせ、もう片方の乳首まで辿りつくとパクリと咥え込む。
根元を甘噛みしつつ舌先で乳首を転がすと「あぁっ」と小さい喘ぎが聞こえた。
指と舌でふたつの乳首に刺激を与えながら視線をあげると、五右エ門と目が合った。
いつもなら目を閉じて愛撫を受けているはずの五右エ門が、今日は次元を見つめている。
珍しいこともあるものだ、と思いながらも見られていることに興奮が湧き上がってくる。
俺がおまえをどういう風に愛するのか。
じっくりと見せ付けてやろう。
次元はニヤリと笑うと口の中の尖りを思いっきり吸い上げる。
「はっ!ぁっ」
五右エ門が上半身を軽く起こし、胸元にある次元の頭に縋りつく。
痛いくらい吸引しながら、既に勃起して次元の躯に当たっていた男根を軽く握り混んだ。
「あ、待て、次元っ」
直接的な刺激に五右エ門が軽く抵抗を始める。
だが、今更何を待てというのか。
次元は抵抗を無視して手の中の男根を扱きはじめた。
ぬるりとした液体が先端から流れ落ちてくる。
それを擦り込むように次元の手が上下する。
溢れる先走りは五右エ門が感じている証拠。
遠慮する必要はない。
次元はぷっくりと膨れた乳首を名残惜しそうに解放したあと、躯を下にずらし男根を咥え込んだ。
「はっ、ああっ!」
五右エ門の躯がベッドに沈んで大きく仰け反る。
逃げようとする腰を押さえ込み、反対に両足を大きく広げさせた。
頭を上下に振って唾液を垂れ流し、わざとじゅぶじゅぶと大きな音をたてる。
次元の唾液と五右エ門の先走りが混ざり合い、男根を流れ落ちていく。
珠を濡らし双丘の間まで垂れてきた液を次元は指先に絡めると、ひくつく後門にゆっくり差し込んだ。
すでに手は先ほどの手淫で充分濡れている。
それに流れ落ちてきた液体を絡めているのだ、滑りは充分。
指一本でもキュッキュと締め付けてくる熱い肉壁。
それに包まれたときの感触を思い出して、次元の男根が硬く反り返った。
ふ、と視線を感じた次元が咥えたまま顔を少しあげると、また五右エ門が次元をみつめている。
薄く開いた唇からは絶え間なく甘い喘ぎが洩れていて、汗ばんだ額や頬に黒髪が張り付いている。
いつものように充分快感を感じている様子なのに、五右エ門は躯を軽く起こし、自分を愛撫する次元を見つめているのだ。
男根を口から出し、その側面を下から上に向けて見せ付けるように舌を出してゾロリと舐めあげる。
同時に指を引き抜き、すぐに本数を増やして奥まで埋め込む。
「んっ」
耐えるように唇を噛んだ五右エ門は一瞬目を閉じたら、すぐに薄っすらと開いて次元と自分の下肢をみる。
後門に埋め込んだ指をゆっくりと出し入れしながら、次元は少しずつ躯を上に向けて移動しはじめた。
 
 
 
 

後編
 
 

【6】 



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