■ぷすっとな■

 
 
 
 
 

むかしむかしではない、現代のあるところに次元大介と石川五右エ門が住んでいました。
ある朝のこと。
次元は山へ射撃訓練に、五右エ門は川へ修業に出かけました。
ふたりの仕事は泥棒なので、腕を磨くことに余念がないのです。

山の中にドゥドゥと銃の音が鳴り響きます。
次元が銃を撃っているのです。
「数撃ちゃいいってもんじゃねぇ。要はテクニックだ」
得意の早撃ちで的に全弾命中させた次元は自信満々に言い放ち、愛銃を仕舞いました。
弾には限りがあります。
訓練で使いきってしまえば、どんなに腕が良くとも本番では役に立ちません。
だから次元の訓練時間は短いのです。
どれだけ集中して濃い特訓をするのか。それが重要だと次元は考えているので、かける時間はあまり関係ありません。
「さてと」
懐から煙草をとりだし、一服をはじめました。
今日の分の銃弾は使ってしまったので、もうすることはありません。
あとは家に帰ってのんびりぐうたらするだけです。
「あの様子じゃ、あいつは遅くまで帰ってこねぇだろうなぁ」
家に帰ってもひとりだと思ったとき、今朝の五右エ門の顔が思い浮かびました。
「怒ってたからなぁ」
原因はわかっています。
昨夜、調子に乗った次元が無理をさせたからです。
もちろん合意の上ではじめた行為でしたが、言葉攻めに焦らしプレイをミックスさせて、散々五右エ門を翻弄したのです。
痴態を晒した己を恥じたのでしょう。怒りと羞恥と睡眠不足といささかの疲れを乗せた五右エ門は朝から一言もしゃべらずに修業に出かけて行きました。
「昼は貞淑、夜は娼婦。結構じゃねぇか」
五右エ門が聞いたら斬りかかってきそうな台詞を吐きながらも次元の頭の中は昨夜の情交が再現されています。
快楽に悶え鳴き、耐えきれずいやらしい言葉で強請ってきた五右エ門の姿を思いだし、次元はぶるりと体を震わせました。
やってもやり足りないなんて性に目覚めたティーンエイジャーのようですが、体は自然と昂ぶります。
「俺もまだまだ捨てたもんじゃねぇな」
スラックスの中で元気になった息子に気がついて、次元は自分の現役ぶりを再確認し、満足気に呟きました。
本来なら、元気になった息子は温かく締め付けてくる秘密の洞窟に収めてしまいたいのですが、今朝の五右エ門を思い出すとちょっと無理そうです。
「ま、仕方ねぇか」
次元は元気な息子を抱えたまま、木々をかき分け川岸に辿り着きました。
少し小高い場所から見下ろすと、川をくだった先の先にぽつんと人影を見つけました。
五右エ門です。
修業中かと思いきや川の中程で何かをしています。
ゆるやかな川の真ん中に腰まで浸かっている体には衣服が身についていません。
「・・・まさか」
次元は伸び上がって五右エ門を観察します。
川岸の木の枝には着物らしきものがかけられています。
それを見て次元は思い出しました。
突如しかけた情交は、着衣プレイから始まったことを。
清廉なイメージがある侍を汚すことに興奮を覚えた次元は五右エ門の制止を聞かず、袴を汚させたのです。
白濁とした液はふき取っただけでは不十分だったのでしょう。
ですが、川で洗濯を終えた五右エ門は今なにをしているというのでしょうか。
すこし前かがみになり片手を後ろに回している体勢に、次元の息子は膨張マックスになりました。
ごくり。
音を立てて唾液を飲み込みながら、もう堪えられないとばかりに息子をスラックスから解放しました。
30代の角度とは思えないほど天を向いています。
視線の先に五右エ門を捕捉したまま、次元は息子をむんずと掴むと上下にシゴキはじめました。
「たまんねぇ」
なんと五右エ門は昨夜の後処理をしていたのです。
風呂にも入らず寝落ちしてしまい後始末をしていなかったため、体内に残ったままのものを自らの指で掻き出しているのです。
背中を向けている五右エ門がどんな顔をしているか次元にはわかりません。
もしかしたら、自分の指の動きに感じて前を大きくしているかもしれない。
もしかしたら、情事を思いだし喘ぎながら次元の名を呼んでいるかもしれない。
そんなことを妄想しながら、次元は五右エ門がいる方へ引き寄せられます。
ふらふらと歩いていた足が突然地面を失いました。
ふたりの間にはかなりの距離があること、ここが川岸だということを、次元は失念していたのです。
どぶん!
流れの早い上流に落ちた次元はあっという間に川を流されていきます。
流されて、流されて、流されて。
水の中に沈んだり、水面に顔を出して息を吸ったりしているうちに、ずっと流されて。
五右エ門のいる下流まで流されてきていました。
川に落ちたものの、訳のわからないまま流された次元の息子はまだ現役でした。
なにも気がついていない五右エ門は相変わらず流れに背を向けて、前かがみのまま今度は褌を洗っています。
昨夜散々情交を交わした門は柔らかくほぐれたまま。
そのうえ後始末のために指を入れていたことによって少し開いていて。
そんな五右エ門の背後に次元が流れてきたというのなら、その先に続くのは腐的にはお約束の展開なのです。

ぷすっ、と。
息子は後門に突き刺さり。
ぐさっ、と。
奥の奥まで貫いたのです。

そして、五右エ門の嬌声と次元の悦びの雄叫びが辺り一面に響き渡ったのでした。


めでたし、めでたし。

 
 
 
 
 

■PUSUTTONA■

 
 
 
■あとがき■

7月のルパン合宿のとき車の中で盛り上がった話題。
きっかけは覚えていないんですけど
「次元が上流から流れてきて、下流にいた五右エ門とドッキング」
というシュチュエーションが可能だと私は主張したのですが全員に却下されました。
「ほら、こんな設定で、こんな風になればぷすっと行くって!」
と熱弁したのですが全員に却下されました。

ということで、2ヶ月近く経ってしまいましたが
これで「不可能ではない!」というこは証明されたと思います(^ー^)


アホな内容でごめんなさいv


  

 

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