■獣交■
 
 
 
 

ベッドの上で絡み合い、躯中隅々まで愛撫を受ける。
男の味を覚えた後門は柔らかくほぐされヒクヒクと痙攣し、あとは挿入を待つだけだというのに、そこで次元は動きを止めた。
「乗れよ」
五右エ門の腕をとり引き起こすと、次元は上向きにゴロリと寝転んでそう言った。
突然快楽から放りだされた五右エ門は一瞬何を言われたのかわからずポカンとしたが、見上げてくる次元の厭らしい視線を受けてようやく意図を掴み、顔を朱に染めた。
欲しいなら、躯を貫かれたいのなら、自ら跨り挿入しろと言っているのだ。
どうしたらよいのか迷うように暫く硬直していた五右エ門だったが、おもむろにクルリと背を向けた。
怒らせたか?
一瞬ヒヤリとした次元だったが、五右エ門はゆっくりと隆々と勃起した次元の男根の上に跨った。

散々嬲られ指でかきまわされた直腸は男根の挿入なくしては収まりがつきそうにない。
男なのに男に支配されることを望む自らの躯に淫乱さを感じながらもどうしても我慢することが出来ない。
だがせめて、挿入の快楽に喘ぐ表情や、欲望に滾る自らの男根を見られまいと思ったのだ。
五右エ門は次元の男根を後手で支えると、その先端を後門に押し当てる。
柔らかく濡れた肉の感触に、次元の男根がピクリと震えた。

背中を向けられたのは計算外だった。
羞恥に打ち震えながら苦悶と快楽の混ざった表情を浮かべる五右エ門の顔を、愛撫で尖った乳首や反り返った男根をじっくりと眺めて愉しもうと思っていたのに、そのすべては白い背中の向こうだ。
だが、そういった箇所が目に入らない分、次元の視線は結合部に注がれた。
キュッと閉まった後門がジリジリと自分の性器で犯されていく様が次元の目に映し出される。
窄んだ門は、ひとつひとつの皺を引き伸ばし男根の呑みこんでいく。
解されて赤く染まった場所へ黒々とした凶器が突き刺さる色彩的なコントラストがまた情欲を煽る。

「ぁっ!」
五右エ門の背が小さい叫びと共に、ピンと伸ばされた。
半分まで呑み込んでいた男根が今まで以上に膨張したのだ。
慣らすように五右エ門は動きを止めたが、次元はもう我慢出来なかった。
とにかく早く根元まですべてを収めてしまいたい。
その欲望のままに、次元は細い腰を両手で掴むと渾身の力で引きおろした。
「ひっ!?」
バランスを崩した五右エ門の躯が次元の腰の上に落ちる。
自らの体重を受けて五右エ門の後門は深々と次元の男根を根元まで咥え込んだ。
直腸をいつも以上の奥まで押し広げられて、快感と痛みで五右エ門は声をあげた。
その声がまた、次元の劣情と加虐心を煽る。
支えるものもなく次元の腰の上に座り込んだ状態の五右エ門の躯を、次元は遠慮なく掻き回し突き上げた。
「ゃ、まてっ・・」
前方に逃げようとする躯を引き戻し、腰をガンガンと突き上げる。
上下に強制的に揺らされる五右エ門の躯から汗が飛び散る。


締め付けられる快感を充分に愉しんだあと、次元は腰を掴む力を緩めた。
拘束を解かれた躯は、突き上げから逃げるようにぐらりと前方に倒れる。
だが、次元は挿入を解くつもりも、逃がすつもりもない。
倒れると同時に躯を起こし、そのまま五右エ門の躯を四つんばいにさせるとその上に圧し掛かった。
痛さを感じるほどの深い挿入から逃れ荒い息を吐く五右エ門の腰を再び次元は掴む。
先程まで潰れていた双丘は丸みを取り戻している。
最奥を抉り突くのも気持ちよかったが、それだけれは満足は得られない。
男根の側面を発火しそうなほど擦りあげたいという欲求のままに、次元は前後に腰を振り出した。

遠慮は最初からしない。
先端近くまで引き出し、そのまま全体重をかけて突きこむ。
それを高速で繰り返す。

汗に塗れた白い背中が叫びと共に大きく仰け反る。
強烈に締め付けてくる肉壁に擦りあげられる快感に次元は酔った。
眼下で悶える五右エ門がどのような顔をしているのか、彼の性器がどうなっているのか、見ることは出来ない。
が、想像は充分つく。
五右エ門の様子をじっくりと愉しみたいという欲望は、男根を擦りあげ思いっきり射精したいという欲望に掻き消される。
突き上げる度に悶え髪を振り乱す白い躯を見つめながら、次元はただひたすらに腰を動かし続けた。
 
 
 
 

■JYUKO■
   

    
 
 
   
 ■あとがき■

理性をかなぐり捨てて欲望のままに。


「ジゲゴエ普及月間」中にひとつくらいは
Hなのをアップしようかな、と思ったのですが。

ただヤってるだけ。
まさに
ヤマナシ・オチナシ。イミナシ
のヤオイですな(笑)


 
 
 

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