■淫らな躯■



心臓の音と厭らしい嬌声が躯の内部に響いている。
僕の性器は彼の口の中にすっぽりと咥えられ。
僕のソコは彼の指をすっぽりと咥え込んでいる。

二重に響くクチュクチュという湿った水音が、自分の淫らさの証のようで羞恥に身を震わせていたのは始めだけで。
今はただただ躯を仰け反らせてレゴラスの愛撫を受け続けていた。
もう意味をなす言葉を発することも出来ず、甘ったるい嬌声だけが唇から漏れていく。

閉じた瞼の裏にチカチカと光が飛び、躯がガクガクと震える。
体内を駆け巡っていた気が狂いそうな程の快楽が出口を求めて下肢へと集まっていく。
このままではレゴラスの口の中に・・・
朦朧としながらもその事実に気がついた僕は躯を捩って彼から身を離そうとするが
快楽で溶けて力の抜けた状態ではその動きはなんの意味も持たず、それどころか反対に押し込んでしまった。
先端が喉を突く衝撃に快楽が電流のように駆け抜ける。

レゴラスの指は内部を抉り、ときに犯すように激しくピストンし、奥を長い指が突く。
絶頂が近いことに気がついたのだろう。
性器を吸引する力が強まった。
同時に、奥を犯していた指が半分抜かれ挿いってすぐのところにある性感帯、つまり前立腺を指先でクリクリと捏ねった。

「ひっ、ああぁっーーーー!!!!」

雷に打たれたようだった。
爪先から脳天まで痺れるような衝撃が走る。

僕は陸に打ちあがった白魚のように躯を仰け反らせて大きく痙攣しながら精液を吐き出した。
ドクドクと先端から迸っていくのを感じる。
その瞬間も器用な指は前立腺を刺激し吐き出すタイミングに合わせてその場所を突き上げてきた。
目も眩むような快感。
あまりの快楽に頭が真っ白になり、意識が飛び散りそうになる。

吐精が終ったことにも気がつかなかった。
残滴をも吸いだすように前立腺をコリッと刺激されながらしんなりとした性器をチュウチュウと吸われる。
刺激に躯がビクビク跳ねるがもう吐き出すものがないことがわかったのか、ようやく性器は解放され指も抜かれた。

はぁはぁと大きく息をしながらゆっくりと瞳をあける。
生理的に流れた涙に曇った視界の先に、霞んでみえる白い顔。
唇を優しく舐められる。
弛緩して反応できない僕に覆いかぶさった彼は優しいキスを降らせてくる。

甘い。
唇から溶けていきそう。

舌がゆっくりと差し入れられ口内をぐるりと舐められる。
口内を弄る動きで新しく生まれる快感がもっと欲しくって、舌で彼の舌を舐めた。
あっという間に絡み合う。
その途端に優しいキスは激しいキスへと変わった。

両手をあげて彼の首に縋りつく。
前身がピッタリと合わさった、冷たいけど熱い彼の肌の感触が気持ちいい。
レゴラスが躯を動かすと、僕の足に彼の性器が擦り付けられた。
ピクンと躯が反応する。

熱い。
そして大きくて固い。

彼の性器は僕たちホビットからみれば信じられないほど大きい。
それが僕が欲しいと勃起して、もっと大きくもっと固くなっている。
ゾクリと背筋に何かが走る。
反り返った性器はすでにぬるぬるしていて、僕の足を少しずつ濡らしている。

この熱い性器が与える快楽を僕の躯は既に知っている。
脳よりも早く躯が反応する。
浅ましくも淫らに僕の後孔は期待にキュキュッと締まったあと、ゆっくりと収縮し始めた。
躯の奥が熱くなる。
もっと広がり最奥まで擦られたいと内臓が訴えてくる。

キスに酔いながら、挿入され揺すぶられる予感に躯がゾクゾクする。
彼の腰が軽く揺れ僕の足に擦られた性器が快感を受けていることがわかる。
キスの合間に洩れるレゴラスの溜息のような微かな喘ぎ。
僕の躯で彼が快感を感じている。

なんという背徳的で淫らな歓び。
もっと感じて欲しい。
もっと気持ちよくなって欲しい。

いや・・・違う。
それだけじゃない。

彼が欲しい。
全部根元まで杭打たれて内壁を限界まで広がされたい。
自分では絶対届かぬ躯の奥を何度も貫かれて突き抜かれたい。
そして、彼の欲望の飛沫を注ぎ込まれたい。

彼の髪をクンッと後ろに引くと唇が離れた。
情熱に潤んだ瞳が僕を見つめている。

躯を捩るとレゴラスは少し躯をずらし、僕らの間に少しの空間があいた。
僕は与えられた空間の中でようやく自分の意思で躯を動かすことが出来るようになった。

両足を広げ膝を曲げる。
膝裏に手を回し、ぐいっと胸につくまで引き上げる。
その間も彼の瞳から視線は離さない。
厭らしく恥かしい格好。
いつの間にか再び勃起した性器も後孔も曝け出す。

ああ、早く。
早く、それをちょうだい。

躯中でそう訴えるのにレゴラスは動かない。
優しく、でも情欲の篭った目で僕を見つめ続けている。
その視線だけでイってしまいそう。

ああ、もう我慢できない。

「レゴ・・・ラス・・・」

掠れるような声で甘く呼ぶ。
膝裏を支える手に、さっきまで擦り付けられていた彼の先走りがヌルリと一筋滑り流れ落ちてきた。
カッと躯が熱くなる。
彼の残滴一滴で僕の躯はこれ以上ないほと欲情した。

「奥まで入れて・・・沢山突いて・・・僕をレゴラスでいっぱいにして!」

切なげに叫んだ途端。
彼は覆いかぶさり、息つく間もなく一瞬で僕を貫いた。

「あっ、あーーーーーーーーーーーっ!!!」

散々愛撫され緩んでいてもその大きさは衝撃的でいつまで経っても挿入の瞬間は慣れない。
突然の挿入はいつもよりも痛みを伴ったけど、それはあっという間に快感で塗りつぶされてしまった。
内臓が広げられ押し上げられる。
信じられないほどの圧迫感は、隙間なく僕を満たした満足感へと変わる。

ああ、なんて。
なんて気持ちいい。

「フロド・・・君はなんて淫らで厭らしくって・・・気持ちがいいんだ」

レゴラスが甘く耳元で囁く。
欲情を載せた熱い吐息が首筋にかかり、無意識に躯がビクリと震えた。

「凄くイイよ、フロド・・・もっとふたりで気持ちよくなろう」

僕が自ら支えていた両足をレゴラスが抱え腰を固定させると、大きく腰を振りはじめた。

閉じた器官を押し広げ侵入する性器に擦られる快感。
ズンッ、と最奥を突かれる衝撃。
抜けていく性器に纏わりつき一緒に引き摺られていきそうな排出感。

それれらが僕を何度も何度も襲う、交わる快感はすざまじい。
脳が焼きつく。
何も考えららない。

嬌声をあげながら縋りつくものを探す。
体格の差もあり、レゴラスの躯は遠く手が届かない。
指先が白くなるくらいシーツを握り締め、躯を貫く快感に身悶える。

激しく突いていたかと思えば、根元まで挿しこみ腰をスイングさせ内部を掻きまわす。
一定でない動きにただ翻弄され続ける。
叫んで締まらない唇の端から唾液が溢れ首へ流れていくのを感じる。
レゴラスが先端近くまで抜き、挿入角度を調整し段差があるカリ部分を使って前立腺を突いてくる。

「ヒッッ・・・ダメッ・・・イ、イクッ!!」
「いいよ・・・何度でもおいきよ」

答えた彼の声は低く官能的で、声でさえ僕をイかせられるのではないかと思うほど。
その彼の性器に小刻みに突き上げられ、瞬く間に僕は射精した。

射精している間も、射精し終わっても。
前立腺を突く動きは変わらない。

終ることない強い快楽に躯がついていけない、もう気が狂いそう。

「お、おかしく・・・なるっ!・・・レ、ゴラスッ」

レゴラスの躯が動き、性器の角度が変わる。
前立腺への刺激が弱まったが息つく暇もなく、ズンと再び最奥まで貫かれた。

「凄い・・・キュウキュウ吸い付いてくる・・・はぁ」

抽送をはじめながらレゴラスが小さな声で言った。
吐息に塗れた快感を乗せた声。
もっと気持ちよくしたくって、ギュッと後孔を締めた。

「ぐっ!」

思いもよらない動きだったのか、レゴラスから完全な喘ぎが洩れる。
締めた内壁で感じる彼の性器がビクビクと小刻みに震えた。

「・・・フロド・・・」

熱い目で睨みつけている彼はとても扇情的で綺麗だ。
白い肌が微かに赤みがかり、その表面を汗が流れ落ちている。
僕の躯で彼が快楽を得ていることが嬉しい。
もっと気持ちよくなって欲しい。もっと感じて欲しい。
そして。
その証を僕にちょうだい。

キュキュッと再び締め付けると、彼は堪らないといった表情を浮かべた。
彼だってもう限界に近いはず。
僕の体内に納まった性器がそれを訴え始めている。

「レゴラス・・・いっぱい・・・注いで?」
「ああ、おなかいっぱいにしてあげるよ」

レゴラスの瞳が妖しく光る。
でもそんなに誘うものじゃあないよ。
そう耳元で甘く囁いたあと躯を軽く起し、爆発的に激しく動き出した。

「ひっ、あっああ!!!」

脳天まで衝撃が走る。
揺すぶられ貫かれながらレゴラスに向けて手を差し伸べると、彼は僕の手に金の髪を一房握らせた。
サラサラした感触の髪をギュウと握る。
でも、僕が触りたいのはこれじゃない。触れたいのは柔らかで熱くて汗に塗れた貴方の肌だ。

突き上げられて再び絶頂感が僕を襲う。
もう何度もイっているのに、この淫らな躯は求めることをやめない。

ああ、早く。
早く来て。
今度は一緒にいきたい。

声に出さない言葉を受け取ったかのように、レゴラスの動きが早くなっていく。
突かれかきまわされ、理性をなくした頭を占めるのはだた一緒にいくことだけ。
彼の飛沫を受けとめることだけが望み。

「フ、ロド・・・!」

引きつったような声で名前を呼ぶと、彼は抜けそうなほど引き抜き、そして一気に最奥まで貫いた。
根元まで痛いほど差し込んだ彼は躯を倒し、僕に覆いかぶさる。
ようやく僕の手は彼の肌に触れることができる。
一瞬大きく膨らみ弾けたレゴラスの性器からドクドクと精液が僕の中に吐き出された。
体内に広がるレゴラスの快楽の証。
それが僕の欲をかきたて絶頂に押し上げる。
注がれる熱い液体に歓びを感じながら、彼の肌に爪を立てて僕は大きく仰け反り吐精した。


ああ、なんて。
なんて気持ちいい。
貴方の躯。
 
 
 
 
 
 

   
  
 ■あとがき■

「前立腺攻め」
だの
「王子のきのこ」
だの
「フロドのおねだり」
だの
最近、拍手コメントとそのレスで
エロ心をムラムラと刺激されたので
そのムラムラ感を文章にしてみました(笑)

レゴフロエロ書いたの久しぶりだけど
こんな感じは如何ですか。<誰に聞いてる


エロコメントかまして妄想を掻き勃(違っ)たせてくださった
Mおさん、M月さん、どうもありがとうデス(笑)

  
   

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